特許翻訳「虎の穴」
特許翻訳家 児島和男(有限会社創和エイジェンシー・ISS講師)のブログ。知財翻訳・弁理士業務・翻訳者養成に関する問題提起と意見交換のために
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翻訳に役立つGoogle活用テクニック (JUGEMレビュー »)
安藤 進 「英語の読み書き」が必要な人に贈るインターネット活用法。現在最も人気がある検索エンジン―Google(グーグル)を中心に、翻訳に役立つテクニックを解説します。この本を読めば、インターネットを生きた「表現辞典」として使いこなすコツがわかります。「基礎編」では、Googleの基本的な使用法や高度なテクニック、インターネット上で利用できる翻訳ソフト・辞書について説明。さらに「演習編」では、和文英訳・英文和訳の課題に取り組みながら、英語を読み書きするテクニックを丁寧に解説します。そして「まとめ」では、本書で紹介したGoogle活用のテクニックを整理し、役立つサイトを紹介します。 特許関連書籍の紹介
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特許翻訳「虎の穴」特許翻訳家 児島和男(有限会社創和エイジェンシー・ISS講師)のブログ。知財翻訳・弁理士業務・翻訳者養成に関する問題提起と意見交換のために
2009.02.01 Sunday
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2006.02.23 Thursday
翻訳力って何だ?(1)
翻訳力って何だ?(1)
ブログなので結論的にいうと、特許翻訳の場合は、A:技術理解力、B:構文解析力、C:術語の知識、D:科学技術論理を明晰に表現(主張)する能力(文章表現力)の4つの要素があるようです。このうち、AとC,BとDは比較的近い関係にあり、AとCの要件は学習と経験によって強化することができるが、BとD(構文解析力と文章表現力)にはそれぞれの人の資質が関係しており、学習の初期の過程で脱落する人や、努力しても限界を乗り越えられない人はこの面での能力が不足しているのだと思います。BとDの資質は「理系か文系か」などには関係なく、むしろ、言葉の問題と関係しているので、文系の人々の間に、翻訳家として優れた資質を持っている方を多く見かけます。たとえば、かって私に弟子入り志願した人で、「コンピュータ会社で技術管理部長をしており、英語も社内でぴか一だから自信がある」と言った方がありましたが、二年間特訓しても、私の目では「ものになった」とは感じられませんでした。逆に、五十歳を過ぎてから特許翻訳の学習を開始した文系出身の女性は、現在では大きな国際特許事務所でも信頼される翻訳者として活躍しています。ですから、「理系か文系か」などの選択基準は、翻訳について知らない人が言っていることで、せいぜい、AとCに関係した要件に関係しているに過ぎません。そして、翻訳者は「内容を把握できなければ技術者や弁理士に聞くことができる」という有利な立場にあり、術語については、優れた電子辞書やインターネットのサイトを活用できますからほとんど問題になりません。そうすると、残る問題はBとDですが、このことは明細書における日本語記述の問題とも関係しており、いろいろな内容を含んでいますから、次の記事で。 この記事に対するご意見、ご感想は以下のcommentsをクリックしてお寄せください。 |